ClariSへの信頼、感謝、愛の形

いつも笑顔を絶やさなかった。
どんな時でも明るく振舞っていた。
常にそんな様子の通りであっただろうか。
そんなはずはない。
当然悩んだ。
当然不安でしょうがなかった。

でもそんな自分の悩みも不安も全部飲みこんで、キラキラの笑顔と歌声を周囲に振り撒く姿は、デビュー当時からすでに光輝いていた。
カレンのそばでは誰もが笑顔になり、楽しく幸せな気持ちになる。
それは自分よりも他人を思いやる気持ちが、圧倒的に強いためなのだろう。

一人になったクララの練習に付き合っていた、というのも、そんな善意の塊ゆえの行動だったのだと思う。

ファーストライブ……ファーストツアー……ファーストホールコンサート……。
ファンはみな、怖かった。
今度こそClariSの解散を告げられるのではないかと、心の底から怯えていた。

クララもカレンも、その辺りの時期では、100%自分を信じているわけではなかったはずだ。
そしてファンも、あの悪夢がフラッシュバックする日々の中、ClariSというアーティストが順風満帆ではなかったことを感じていたし、またあの時のように自分たちも傷つくことを恐れていた。
そんな双方向の想いは静かに伝播し、連鎖しており、不安はいつまでも消えないままのはずだった。

だがそんな連鎖を、誰よりも不安を感じていたはずのカレンが断ち切った!
当時のクララの迷い、悩み、苦しみを、その天真爛漫な笑顔と他者を思いやる暖かな気持ちでカレンが救ったのだ。
ファーストホールコンサートあたりの時期から、明らかにクララとカレンの関係が変わっており……

……そしてファンとの関係も明らかに変わった。

それからはクララもカレンも、ファンへの感謝と愛をあらゆる形でひたすらに伝えてきてくれた。
それはファンへの強い信頼の証。
執拗なまでに繰り返してくれた「ありがとう」という言葉。
ありがとうの輪、の起源は今ここでは語らないが、そうしてClariSとファンがそれぞれお互いのことを一番に思いやる、強い愛が生まれた。

もちろんそれまでにも信頼も感謝も愛もあった。
だが、それは今までとは比べ物にならないほどの大きなものとなった。
その関係の中で、心から幸せだと思えたのがその証。

今はもう恐れない。何も恐れる必要がない。不安などどこにもない。
何があってもClariSをただただ純粋に愛し、応援し続ける。
今、この瞬間に全力を尽くして応援しなかったこと、クララとカレンの信頼に報いなかったこと、感謝の気持ちを伝えなかったこと、愛を伝えなかったこと、それを後悔する未来の方がずっと恐い。

自分を信じ、ClariSを信じ、その先にある未来には、ClariSとファンの幸せしかない。
そんな未来を作り上げる努力をする。
大切でかけがえのないClariSの幸せのため、自分の出来ることを全力で、妥協せず、笑顔で愛を伝えよう。

いつまでも引っ張るわけにはいかないし、すでに今のClariSには的外れな言葉なので、これはもう言わないつもりだったのだけれど。
でも最後。
これでこの言葉は本当に最後にしようと思う。


カレン……
ClariSになってくれてありがとう。
クララを救ってくれてありがとう。
いつも私たちに、笑顔と愛と幸せをくれてありがとう。
どうかこれからもずっと、クララとともに、歌を聴かせてください。
今までも、これからも、ずっとずっと大好きです。


周囲の人々の気持ちを大切にし、そのうえでClariSとしての表現を貫くクララとカレンの尊さはかけがえのないもの。
Season02を迎えたこれからは、クララとカレンにこれまでとはまた少し違う言葉と形で、感謝の気持ちを伝えていきたい。
さらにクララとカレンの想いをすべて無条件に受け止め、大切にしよう。
ClariSのSeason02はまだまだ始まったばかり。
また一緒に、信頼と感謝と愛を交わし、そして幸せな未来を創り上げていこう。


ClariSへの信頼、感謝、愛の形
すべてはClariSのために

以上